CONTENT コンテンツ

認知症初期症状3選

こんにちは、診療歯科レスキュー隊です。

本日は認知症の初期症状3選というお話をしていきます。

お年を召されると認知症状だったり、物忘れだったりが多少なりとも出てくると思いますが、頭ではわかってもいざご自身の親御さんが認知症になると戸惑ってしまうと思います。

今回はよくある認知症の初期症状を3つ選ばせてもらい、その3つに備えてどういう準備をするべきなのかということも解説していきます。

認知症の初期症状3選

様々な初期症状がありますが、今回お話しする3つは本当に初期に出る症状を厳選させていただきました。

  • その1「同じことを繰り返す」

5分前に話したことを繰り返し話していたり、いわゆる物忘れという部分が出てきます。

この同じことを繰り返すのはどうしてもお年を召されると多くのご高齢者様に物忘れとして症状が出てきます。

物忘れのまま進行する場合もあれば、生活に支障が出てくる物忘れ、例えば火の不始末や金銭管理ができなくなってきたりなども当たります。

そのような症状が出たら認知症の始まりと考えてもいいです。

  • その2「意欲低下」

例えば、自分が認知症進行しているという自覚のある方ですと、人と会うのが怖い・・・。とか、あとは最近歯や髪が少なくなってきて人と会うのが億劫になるなど、いろいろなところからこの意欲低下は起こり得ます。

一度意欲低下をしてしまうと若い人だったら、そのモチベーションをまた復活させることはできますが、ご高齢の方ですと自らモチベーションを回復させることはなかなか厳しかったりします。

  • その3「環状のコントロールができない」

何に対してスイッチが入るのかは人それぞれですが、昔と比べて

怒る機会が増えてくる・・・。と言うのも認知症の初期症状によくあります。

怒りのスイッチが変わると言うのもありますが、以前にもましてすぐ怒るようになったと言うのは、この認知症と言う病気がそうさせていることがほとんどです。

以上3選でした。大事なのはこれからです。これらよく見られる認知症の初期症状に対して、いち早く手を打てるかが重要です。

どのような準備が必要か

具体的な手立てをお伝えします。全てに共通して大事なのがこちらです。

介護サービスの利用がそのご本人さんのQOLをグッと上げます。

QOLというのは生活の質のことです!

本人と家族との接点だけではどうしても遠くない未来に限界がきますが、介護サービスを利用するとその限界点をグッと引き上げることができます。

まずは要介護認定を受けて、しっかりと介護サービスの利用を開始させるというのが基盤になってきます。

さきほどご説明した3選の内容ごとに、準備についてお話いたします。

  • その1「同じことを繰り返す」に必要な準備は

「否定せず、あるがままを受け入れる」です。

どちらかと言うと、気持ちの準備のイメージです。

これはよく聞くことだと思いますが、とても難しいことだと思います。

一般的に介護職員さんが認知症のご高齢者様と接するときのマニュアル的な考え方なのですが、これはご家族様にも当てはまることです。

他人である介護職員さんだったら一歩引いてこのような対応もできますが、親族となるとなかなか難しいことだと思います。

ご本人対ご家族様ですと今までずっと心の内を話し合える関係性だったりするので、このような気持ちを作るのは簡単ではないと思います。

大事なのはこのような対応を絶対するという決まりを作るのではなくて、このようなあるがままを受け入れることが大事なのだと頭の中に入れておくことです。

例えば、これは違うでしょ!とか前にもこう言っているでしょ!などずっと否定されていると自分は頭がおかしくなってしまったのではないかと思う機会が増えてしまいます。そういったネガティブな感情は強く意識の中で植え付けられることがあるそうです。そうなると認知症が進行してしまったり、どんどん外に出なくなってしまったりするので、そのご高齢者様の人生に悪影響が及んでしまいます。

しかし、これに関しては感情が伴う部分だと思うので簡単なことではありません。頭の隅っこにでもこの考え方は大事なことだなと残しておいてもらえると幸いです!

  • その2「意欲低下」にはこんな準備が必要です。

家族以外の社会的な関わりを段階的に増やしていくのです。

そのためにも介護サービスを利用していきましょう!

まずは段階的に自宅にヘルパーさんがきてくれる「訪問介護サービス」を利用して、家族さん以外の方に対応してもらうと良いです。

様子を見て、その後の段階としてデイサービスを受けに行けるとなお良いです。

デイサービスも今ではリハビリ特化やレク特化、食事に特化していたりお風呂に特化していたりといろんな種類があるので、ご本人に合ったところを利用していきましょう!

気軽に体験利用などもできますので、まずは行ってみることが重要です

  • その3「感情のコントロールができない」にはこんな準備が必要です。

「相談できる人に相談をしてみる、コミュニティに参加する」です。

なかなかご友人やご近所さんには気軽にできる相談ではないですよね。

そしてこの感情コントロールに関しては、認知症という病気がそうさせているので、なかなか治っていくものでもないですし、そして怒り返すとさらに悪化していきますし、ご家族さんのご心労が募る一方だと思います。

このようにストレスだったり悩みを抱えていらっしゃったりする方はものすごい大勢いらっしゃいます。

そのため積極的にそう言った方々が集まるコミュニティーに参加をしましょう!

市区町村によっていろんな会合があったりするので、市役所や区役所などから情報を収集しましょう。

また、今ですとTwitterやFacebookなどSNS上でもコミュニティーがあるのでそっちの方が簡単に参加できると思います。

話を聞いてもらえる、共感してもらえる、もっと大変な人の話を聞けるなど、心が少し楽になると思います。

まとめ

以上になります。