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認知症とケア

認知症を脳から遠ざけるために気をつけておきたい口腔ケア。

認知症は、脳の損傷や疾患によって引き起こされる一連の症状のこと。
記憶力の低下、思考力・判断力の衰え、言語能力の障害などの症状が挙げられます。

老化や病気、怪我がきっかけで発症するほか、日頃の生活習慣や食生活が起因することも。
現代日本では5人に1人が認知症を患っていると言われるほど身近な疾患で、高齢化が進む現代においては今後さらに増加することが予測されているのです。

そんな認知症と関連しているといわれる歯周病。
歯周病は口内で慢性的な炎症反応を引き起こしますが、この炎症が全身そして脳の炎症を引き起こすこともあるのです。
脳の炎症は神経細胞の損傷や死につながり、認知機能の低下につながると考えられています。

また歯周病を引き起こす細菌が血流を通じて脳にまで届き、脳内で炎症やタンパク質「アミロイドβプラーク」の形成を促進する可能性も指摘されています。

歯周病を防ぐために、歯磨きをするときは歯の表面だけでなく歯茎との境目もしっかり磨くこと。
また、歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯ブラシが届かない歯間のプラークも取り除くこと。
定期的に歯科検診を受け、自分の歯肉の状態を知っておくなどを心がけましょう。