年齢を重ねるとともに心配になってくるのが、物忘れや認知症の兆しです。
しかし、現代の医学ではまだ認知症の確立した治療法はなく、日常生活の中で「ボケ防止」を意識した対策が重要視されています。
「最近、家族の物忘れが気になる」「自分も将来が不安…」そんなお悩みがある方に向けて、日常でできるボケ防止に役立つ10個のポイントや、日常で取り入れたい対策をご紹介します。
ご本人はもちろん、ご家族にも今から始められる対策も記載しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ボケ防止に役立つ10個のポイント
1生活習慣病を治療・予防する
生活習慣病は、もの忘れや判断力の機能の減退を引き起こすおそれがあるといわれています。
そのため、糖尿病や高血圧、脂質異常症などをお持ちの方や予備軍といわれている方は、早期の治療や未然に防ぐ意識が必要です。
原因としては、偏った食生活や運動不足、過度なストレスといった生活習慣が影響していますので、毎日のちょっとした習慣を見直すだけでも、発症リスクを下げることが可能です。
2食生活を改善する
食事は毎日行う習慣であることから、改善すればボケ防止に有効です。
食生活は以下の4つを意識しましょう。
- バランスよく栄養をとる
- 腹8分目に抑える
- 間食はできるだけ控える
- 塩分は1日6g程度に制限する
偏った食事や食べすぎは、糖尿病や高血圧はもちろん、生活習慣病の原因になります。
毎日の食事は「糖質」「脂質」「タンパク質」「食物繊維」を意識して摂取しましょう。
3体を動かす習慣を付ける
体を動かす習慣は、体だけではなく脳にもよい影響を与えてくれます。
散歩やストレッチといった簡単なものから始め、可能であればランニングやサイクリングなどにも挑戦してみましょう。
特に散歩やジョギングといった「有酸素運動」は、ボケ防止に効果を示したという研究結果もあるため、積極的に取り入れてみるのをおすすめします。
運動する時間がない方は、出勤時などの日常習慣の中で階段を使ったり、1駅分歩いて帰ったりする方法がおすすめです。
4睡眠を改善する
睡眠は、運動習慣と同様に体だけではなく脳にも大きな影響を与えていますので、改善すればボケ防止が期待できます。
ボケ防止にベストな睡眠時間は、一般的に約7~8時間といわれています。
また、睡眠は質も重要といわれており、ぐっすりと深く眠ることが、ボケ防止の改善によいといわれています。
睡眠の質を向上させるには、以下の4つを意識するのがおすすめです。
- 寝室の温度と湿度を適切に設定する
- 体に合った寝具やパジャマを使用する
- スマートフォンやテレビを見るのは寝る1~2時間前までにする
- 昼寝は14時までで30分以内に収める
睡眠に適した温度は、夏は25~28℃、冬は20~22℃、湿度は50~60%が最適といわれています。
また、体の負担にならない寝具やパジャマを使用し、寝る前のスマートフォンやテレビもできる限りやめておきましょう。
5過度の飲酒・喫煙に注意する
過度の飲酒や喫煙は、脳の働きを低下させ、物忘れの原因になります。
飲酒は記憶力に悪影響を与え、長期的にはアルコール性認知症の発症につながるケースもあるので注意が必要です。
さらに、タバコを吸うことで血の巡りが悪くなり、脳の働きに悪影響を及ぼすおそれがあります。
完全にやめる必要はありませんが、どちらもほどほどにしましょう。
6視力や聴力の改善
年を重ねると視力や聴力が減退するのは当たり前のことですが、治療しないままでいると、脳に入る情報が少なくなり、ボケ(物忘れ)が進行していく可能性が非常に高くなります。
例えば、耳が聞こえづらいとコミュニケーションを取りづらくなり、他者との関わりが減り、脳への刺激が少なくなります。
また、目が見えにくくなると、本や新聞を見る機会が減り、これも脳の働きを鈍らせる一因となります。
「テレビの音が聞こえにくい」「近くのものが見えにくい」といった症状がある場合は、補聴器や老眼鏡などを活用し、視力や聴力を改善してみることをおすすめします。
7できた喜びを感じる
達成感を得たり、何かにチャレンジすることは、脳内の神経ネットワークが増えることからボケ防止が期待できるといわれています。
初めから「できない」と思わず、小さなことにチャレンジしてみることが大切です。
今までやってこなかったけど挑戦したいものなど、積極的にやってみて、同時にできた喜びも感じましょう。
8人とのつながりを大切にする
人とのコミュニケーションは、脳の働きが高まると同時に、気持ちも明るくさせてくれます。
仲のよい仲間や家族、近所の方といった人たちと積極的にコミュニケーションを取りましょう。
また、地域活動など新しい出会いの場に行くのもおすすめです。
地域によってはコミュニケーションの場として、さまざまなイベントを開催しているところもありますので、積極的に参加することをおすすめします。
9ストレス発散方法を身に付ける
ストレスをためることは、脳に悪影響を及ぼし、ボケ(物忘れ)を進行させるといわれています。
また、不安や嫉妬といった感情が多かった方は、認知症になるリスクが約2倍になるといった研究結果もあります。
そのため、自分なりのストレス発散方法を身に付けておきましょう。
10自分の好きなことを積極的に行う
趣味や勉強といった自分の好きなことを、積極的に行うこともボケ防止に有効です。
ある調査結果では、趣味を持っている高齢者は、持っていない人に比べて認知症になる可能性が低いことが分かっています。
特に知的活動は、前頭葉の働きが活発になり、やる気の向上や認知機能の防止につながります。
いかがでしたでしょうか。
次回の投稿ではボケ防止対策についてお伝えできればと思います。