物忘れや認知症に役立つ対策

前回はボケ防止に役立つポイントを紹介してきましたが、具体的にどのように改善したらよいでしょうか。3つの視点からボケ防止に役立つ対策を詳しく見ていきましょう。

食事におけるボケ防止

日々の食事を整えることは、ボケ防止にも役立つといわれています。

日常で積極的にとりたい食事と、避けたほうがよい食事は次のとおりです。

【積極的にとりたい食事】

積極的にとりたい食事は以下のとおりです。

  • 全粒穀物:玄米、大麦、そば、ライ麦、オーツ麦など
  • 青魚:サンマ、イワシ、サバなど
  • 大豆:豆腐、納豆、みそなど
  • 野菜:キャベツ、ほうれん草、小松菜、人参など
  • 果物: ブルーベリー、イチゴ、キウイ、カキなど
  • 飲み物:緑茶、ワイン
  • そのほか:オリーブオイル、ココナッツオイル、ナッツ類

ボケを防止するためには、上記の食材をバランスよく摂取することが重要です。

また、料理する行為もボケ防止につながりますので、チャレンジしてみることをおすすめします。

【避けたほうがよい食事】

反対に避けたほうがよい食事は以下のとおりです。

  • 菓子パン、スイーツ
  • ラード、マーガリン、バター
  • 赤身の肉、加工肉
  • チーズ
  • 揚げ物などのファストフード

上記の食べ物には、脳の健康を損なう可能性のあるトランス脂肪酸や多量の添加物が多く含まれています。

また、必要以上の塩分も含まれている食品もあるため、日常的にとっている場合は、早めに改善しましょう。

【よくかむこともボケ防止につながる】

食事中の咀嚼は、脳の働きが活発になり、物事を覚えたり判断したりする力が向上するため、ボケ防止に効果的といわれています。

一口30回を目安に、しっかり咀嚼しましょう。

また、歯の本数も認知症に関係しており、少ない人ほど発症しやすいといわれています。

そのため、毎日の歯のケアも適切に行い、歯周病や虫歯がある場合は早めに治療しておきましょう。

運動におけるボケ防止

運動は体以外に脳にもよい影響があることは先述したとおりですが、特に有効なのが「有酸素運動」です。

具体的には以下のものが挙げられます。

  • 散歩
  • サイクリング
  • ジョギング
  • 水泳
  • 縄跳び
  • ハイキング
  • 庭仕事

有酸素運動は、息が切れない程度の動きが脳によい影響を与えますので、自分の体力と相談しながら、ゆっくりとしたペースで行うことが大切です。

また、趣味にできればより楽しんで行えますので、自分が取り入れやすいものからチャレンジしてみましょう。

社会活動におけるボケ防止

定年後に人との関わりが少なくなると、寂しさや孤立が進み、物忘れや認知症の原因になることがあります。

実際に、WHOの報告では、日常的に孤独な時間が多い方は、一日15本喫煙するほどの健康被害があるという研究結果があります。

地域の体操教室や趣味の集まりなどに参加して、人と話したり、新しい刺激を受けたりすることが大切です。