介護費用が足りない時はこうする!

こんにちは、訪問歯科レスキュー隊です。

本日は「介護費用が足りない時はこうする」というお話をしていきます。

老後資金2000万円問題などは数年前に話題になったと思いますが、介護にかかる費用が潤沢という方は多くないと思います。

予算は限られていると思いますので、本日は足りない時にはみなさんどうしているかをお伝えしたいと思います。

最初に介護費用はいくらかかるかというと、一般的にはこれくらいかかるとされています。

平均すると500万円前後かかると言われています。

これは記載の通り、介護にかかる平均の期間が5〜6年で費用が月8万円と言われていて、掛け算すると500万円と出てきます。

かなりの費用です。金銭的な負担がこれだけかかりますが、精神的な負担もかなりのものだと思いますので、一言で介護と言えどとても大変なものだと思います。

介護費用は何にいくらかかるか例を挙げるとまずこちらです。

内訳①というのがこれは介護保険サービスを受けるときにかかる費用の表です。

赤枠で囲っているところが実際に介護が必要になった際にかかりうる費用になります。

多くの方は自己負担分1割なのですが、例えば要介護1の方ですと最大16,765円くらいかかります。

一番お支払いの多い方でなんと3割負担の方で要介護5の方ですと10万円を超えてきます。

これは老人ホーム入居する人も、自宅でサービスを受ける人も介護の必要性によって等しくかかってくる費用になります。

さらにこちらの費用です。

内訳2の方は、介護が必要になると病院にかかる頻度が増えたり、おむつなども必要になったり、後は老人ホームに入居するとなると、居住費がグッと跳ね上がります。結果数千円〜数万円の支払いがさらに発生します。

イメージですが、在宅で介護を受けて生活する方ですと毎月1万円〜5万円ほどかかると思います。施設や老人ホームに入居をする方ですと毎月10万円〜20万円ほどかかってくるかと思います。

そうなった際には年金の中ではやっていけないですし、ご家族は負担しきれず足りないというかたは多くいらっしゃいます。

あまり良い印象がないという方も多くいると思いますが、本来生活保護というのは、健康で文化的な最低限度の生活を保障する国の制度になります。

その最低限度の生活を保障するべく、最低生活費というのが国で決められています。

ご自身の収入がその最低生活費に満たない場合に生活保護費が支給されるような形になります。不正受給が生活保護の印象を悪くしてしまっていると思うのですが、ご高齢の方などは働きたくても働けない人がほとんどだと思いますし、そういった方のためにある制度なのでしっかり活用してみましょう。

お住まいの地域の市役所や区役所などに生活保護課というのがありますので、そちらに相談に行くと色々細かく教えてくれます。

ご家族様は負担できないという部分のデータもあって、

毎月1万円以上のご支援をご家族様がしているのは約5%くらいになります。やはりご家族様それぞれご家庭があり、ご支援できないというのが大多数です。

意外な結果だったと思いますが、やはりご家族様がご支援するのは難しく、入居するのに必要な年金額を貰っている方は少ないということです。

足りない中無理してご家族様がご支援するというのは、とても難しいことですし、共倒れになってしまうのは一番恐ろしいことなので、必要な方は是非生活保護の申請を検討してみましょう。